●不同沈下によって最初に影響を受ける場所
不同沈下によって最初に影響を受けるのは、地盤に接している部位です。強度があまり見込めない土間コンクリート(犬走り)にクラックが入り始めると、次に構造材である基礎にもクラックがでてくる可能性があります。
●さらに不同沈下が進行していくと・・・
玄関ポーチやテラスなどと基礎との間にもすき間が生じ、なおも沈下が進行していけば、次第に上部構造へと不具合が上がっていきます。基礎などの外回りの異常に気がつかない場合でも、壁紙にシワがよったり、タイルに亀裂が入るなどの室内の不具合が発生する可能性があります。
以上のように、建物が「不同沈下」をおこすと建物に大きな支障をもたらすとともに、生活にも支障が生じます。
「不同沈下」が発生しないように「地盤」を調べ、軟弱地盤であれば対策を施す必要があります。